スキップしてメイン コンテンツに移動

スキンフォトタイプ:お肌の見た目の色だけで決定しません!


あなたが自分自身のスキンフォトタイプ(お肌タイプ)をしっかりと把握することはあなたの皮膚の健康にとって非常に重要です。何故なら日焼けや光老化や皮膚損傷や皮膚がんリスクの感受性をある程度示すからです。QSunでは あなたのUV太陽紫外線曝露に対する反応や、生まれつきの遺伝情報を元に正確なお肌タイプを決定して¹、パーソナライズしたUV太陽紫外線予防対策を提供しています。

お肌タイプ1に該当する方は、日焼け(サンバーン)やDNA損傷反応、基底細胞がん・扁平上皮がん・メラノーマなどの皮膚がん発症リスクが最も高く、お肌タイプ6に該当する方はUVリスクが低いと考えられています²。しかし、リスクが低いからといって決して安全という訳ではありません。太陽環境の悪化や地上に降り注ぐUV太陽紫外線量の増大に伴いどのお肌タイプの方でも太陽紫外線予防は重要なことなのです。それは国や地位や職業にも関係ありません。

例えば、
◎アンダーソン・クーパー【お肌タイプ1】(アメリカの著名ジャーナリスト)
◎ダイアン・キートン【お肌タイプ3】(アメリカのアカデミー主演女優賞獲得女優『Annie Hall』・映画監督・映画プロデューサー・脚本家)
◎ヒュー・ジャックマン【お肌タイプ3】(最もセクシーな男と言われるオーストラリアの俳優・映画プロデューサー)
はいずれも皮膚がんを患っています。

特にヒュー・ジャックマンは鼻の基底細胞がんを5度も再発し2013年11月21日の自身のInstagramで「僕のように愚かにならないで!ちゃんとサンスクリーンを塗って皮膚検査を受けて!」と呟き、その後、積極的に皮膚がんへの注意喚起を発信している一人です。

※スキンフォトタイプ1(左)〜6(右)


あなたは自分の皮膚の見た目からお肌タイプを推測するのは簡単です。しかし、皮膚色はお肌タイプを部分的に決定するたった一つの要因でありそれ以上の判断要素が存在します。例えば、そばかすの有無、目の色、髪の色、あなたのお肌が日光を受けてどのように反応するかなど・・・。強い日焼けや皮膚がんを発症する可能性については、現在の日焼けに対する考え方や日焼け時間が大きく影響します。素の状態での自分の皮膚の状態をQSunクイズで回答しましょう!

もしあなたが治りにくいとされるアトピー性皮膚炎や白斑、乾癬、掌蹠膿疱症などの持病をお持ちで紫外線光線療法の治療を受けている場合は、自身のお肌タイプを知ることが特に重要です。お肌タイプは、日焼け〈皮膚紅斑線量またはMED(皮膚に人工的に色々な光線量を小さくあててどの位の光線量から反応が出るかを測定すればどのくらいの光線過敏なのかを証明する「反応が出る最低の光線量」をminimum erythema dose=MEDと言う)〉を発症する前に曝露できる紫外線量についてある程度の目安を示すことができます。さらに、皮膚タイプ1〜3の人は、レーザー脱毛、ケミカルピーリング、表皮剥離、漂白活性などでの治療方法が候補になりますが、お肌タイプ4〜6の人は、これらの処置によって副作用を起こす可能性が高くなるので注意が必要です。
▶︎無料QSunアプリダウンロード iOS Android


Sources:

1. Canadian Dermatology Association. (n.d.). Know Your Skin Type. Retrieved June 23, 2016, from http://www.dermatology.ca/skin-hair-nails/skin/photoaging/know-your-skin-type/.
2. Skin Cancer Foundation. (2016). Where Does Your Skin Fit In? Quiz. Retrieved June 23, 2016, from http://www.skincancer.org/prevention/are-you-at-risk/fitzpatrick-skin-quiz.
3. Sachdeva, S. (2009). Fitzpatrick skin typing: applications in dermatology. Indian Journal of Dermatology, Venereology and Leprology 75(1):93-6. Retrieved June 23, 2016, from http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19172048.

※ From an article by Comfable which conducts ultraviolet research jointly with our company 

コメント

このブログの人気の投稿

イルカの皮膚の神秘

皆さんはイルカの皮膚を触ったことがありますか?私はあります。幼少の頃にもありますし、実はつい最近も好奇心と探究心を持って触らせて頂きました。その感触はもちろん人の皮膚とは大違い。魚類のウロコとも違います。見た目がテカテカしてるからツルンツルンしてるのかと言えばそうでも無くザラザラしたような感触も多少あり、これが最適な表現なのかはよく解りませんが、私は「ブニュブニュ」という言葉の響きが一番しっくりくると感じています。バスケットボールの表面に近いと言えば解りやすいでしょうか? そもそも、なぜ私がイルカの皮膚に強い興味を抱き独自に研究をしているかというと、 イルカの皮膚は2時間に1度生まれ変わっている という衝撃な事実を知ったからです。一説ではイルカは人類の次に知能が高いコミュニケーション能力を持っていると言われており、異なる生息海域ごとに方言まであるそうです。バンドウイルカは人間と同じように個体を名前で認識してコミュニケーションしていることなどがよく知られています。 知能が高いが故に人間と同様にストレス発散のために集団いじめを行ったり精神的に追い詰めるような残酷な一面があることもまた知られています¹。そのような精神的陰陽と時速50kmで泳ぐことができたり、最高8mジャンプ出来たり²、脳を半分ずつ眠らせて泳ぎながら寝ることができたり、皮膚が2時間に1度生まれ変わったりすることを考えると実は人類以上の能力を秘めているような気さえしてきます。さて、少し話が逸れましたが本題です。イルカの皮膚はなぜ2時間に1度生まれ変わるのでしょうか?解りますか?結論からいうと 水の抵抗を極限まで減らして早く泳ぐため です³。美容のためではないんですね〜。 水の密度は空気の800倍ほどあると言われています。水泳などで皆さんも経験があると思いますが水中では体に沿って乱流渦が発生して身体の背面に回り身体を引っ張るため前進を妨げる抵抗を感じます。イルカのバスケットボールの表面のような弾力性の皮膚はスポンジのように水分を吸収するヒドロゲルで覆われた表皮、真皮、脂皮の三層から構成されておりクッションのように乱流渦の抵抗を防ぐ(水圧を吸収する)のです。最近の研究では、 はがれ落ちる皮のしわの突起の部分がイルカの皮膚の表面にできる乱流渦を抑制して抵抗を抑えている とも考えられています⁴。 イ...

太陽と人類の相反する歴史とQSunが切り開く共存という未来

人類が古代から太陽に対し崇拝と忌避を繰り返してきた歴史があることを皆さんも何となくご存知かもしれません。この相反する歴史は大きく7つに区分されます。ミステリー好きであれば古代ローマ・エジプト・マヤ・アステカ文明と聞くと太陽神信仰崇拝の生贄儀礼などがすぐに頭に思い浮かぶと思います。この 「1区分」 の時代は太陽はその恵みにより生命と食物を育み病気を治し災害を遠ざける創造神とも絶対神ともいえる特別な存在で生命維持装置の役割を担っていました。 第一次太陽崇拝時代 です。 そして時は流れ 「2区分」 の1700年〜1800年代、特に西欧で白い肌が富の象徴とされる現象が起きました。 第一次太陽忌避時代 です。この時代に初めて太陽忌避という強い概念が誕生して日光を避ける文化が定着。太陽防御のパラソルや帽子やスカーフなどが登場し日常生活に定着しました。それとともに太陽がもたらす負の部分が少しずつ解明されていきました。 「3区分」 はココ・シャネルが生んだブロンズルックの大流行に伴う 第二次太陽崇拝時代 です。若者を中心に日焼け=健康=グラマーの象徴といったような日焼け礼拝が巻き起こりました。しかし日焼けの害が広く知れ渡ることになると1920年代後半には日焼けの弊害が具体的に認識され日光防御としてサンスクリーン剤が初めてこの世に誕生しました¹。これが 「4区分」 の 第二次太陽忌避時代 です。 そして1930年代〜1940年代は 「5区分」 の 第三次太陽忌避時代 として太陽の悪影響と防御の研究開発が盛んに行われました。この僅か数年後の第二次世界大戦直後1946年以降〜には 「6区分」 として現在に通じる小麦色の肌=健康というシンボル化が形成され太陽崇拝が再燃しました。ビキニスタイルの大流行や現代の日本でも特に男性の意識化に潜在的に強く残っている日焼け・サンタン(黒化)=健康=カッコイイという概念が文化として定着。これが 第三次太陽崇拝時代 です。 1990年代に入りオゾン層破壊と太陽紫外線の具体的な悪影響(皮膚がんや白内障や免疫機能低下など)が全世界の知るところとなりました。今日まで続く 「7区分」 の 第四次太陽忌避時代 です。UVカット機能が搭載された日傘やサングラスや帽子などの予防アイテムが充実し、サンスクリーン剤は著しい進化を遂げました。しかし、この第四...

色素性乾皮症(XP):極度な光線過敏性皮膚疾患

一部の特に肌の白い人は太陽に敏感です。それ以上に 色素性乾皮症(XP) と呼ばれる欧米では約25万人に1人(日本では約1万5千人に1人)の珍しい皮膚疾患は、常染色体性劣性遺伝で発症する極度な光線過敏性皮膚疾患です。白内障のように、色素性乾皮症(XP)は皮膚がんを発症する危険性が非常に高いと考えられています¹。日光防御は全ての人にとって重要ですが、色素性乾皮症(XP)を患っている方にとって予防の有無は人命に関わります。 「光老化」の我々の以前の記事を読んでいれば、あなたは皮膚を太陽に曝すと皮膚細胞DNAがUV太陽紫外線を吸収し、遺伝情報の構造変化を引き起こすことを知っています。私たちの細胞が損傷を修復できない場合、突然遺伝子変異を引き起こす可能性があります。色素性乾皮症(XP)はその最たるものであり、遺伝的欠損によるDNA損傷を修復することができず、これが皮膚がんを引き起こす可能性があるのです¹。 色素性乾皮症(XP)を患っている方は太陽紫外線曝露の悪影響を避けるために日焼け防止のあらゆる対策を取る必要があります。日焼け止めの塗布と再塗布、UV防護服、帽子、遮蔽の高いサングラスの着用、可能な限り日陰で過ごすことが望まれます。 蛍光灯は紫外線を放射します。 通常のガラス窓を透過する紫外線も同様に危険をもたらす可能性があるために、屋内においても十二分に注意する必要があります²。日々の日焼け対策に加えて、色素性乾皮症(XP)患者は定期的に皮膚科医の受診が必須となります³。 色素性乾皮症(XP)を患っている方は日なたで時間を過ごすことは危険なので、日光曝露を通してビタミンDを生成することができません。栄養不足を避けるためにもビタミンDサプリメントを服用することをお勧めします³。 QSun™ チームは現在、日光からの天然ビタミンD摂取量の算出に取り組んでいますのでもう少しお待ちください! Sources: 1. Genetics Home Reference. (2017). Xeroderma Pigmentosum. Retrieved April 3, 2017, from https://ghr.nlm.nih.gov/condition/xeroderma-pigmentosum. 2. MedlinePlus. (2015). Xero...