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4月, 2017の投稿を表示しています

子供の通う学校はUV太陽紫外線予防に積極的ですか?

子供を学校に送る親の大きな関心事は「安全」です。安全な学校というものを考える時、まずはいじめ防止にしっかり対応しているか、教育熱心か、防災訓練やアレルギー対策が出来ているかなどを最優先にチェックすると思います。しかし、見過ごしている大事なことがあります。それは 学校をあげてUV太陽紫外線予防に力を入れているかどうか? ということです。 蛍光灯の光ではなく学校教室に自然光を摂り入れると学生の学業成績にプラスの影響を及ぼすことが確認されています¹。一方、窓を照らす太陽光の量が増加すると窓ガラスでは完全に遮蔽出来ないUV-A曝露が増加し、子供たちの皮膚がんリスクを高めます²。 保護者として私たちは子供の学校で高機能UV遮蔽窓の導入を主張する権限があります。 そして私たちは、子供たちと学校の環境について話し合い、窓の側に座っているかどうか、日中どれぐらい日当たりがあるかどうかを尋ねる必要があります。 子供たちが教室で1日に少なくとも2時間以上の日光を受けている状況ならば、この日光を受ける建物の一部に高機能UV遮蔽窓を導入するように学校に促すべきです。 白い肌の子供(皮膚タイプⅠor Ⅱ)は、将来に皮膚がんを発症するリスクが高いため、その健康リスクを最小限に抑えるためにサンスクリーン剤塗布を始めとした適切な日焼け予防を実施させてください。この習慣化は早ければ早いほど効果があります。そしてサンスクリーン剤は「広域スペクトル保護」表示されている製品を選択してください。「広域スペクトル保護」を提供しないサンスクリーン剤はUV-Bのみを防護し、窓ガラスを透過するUV-Aは防護出来ません。 UV-Aはシミやシワといった早期光老化も促進します。 教室の窓際で日光を浴びる時間が例え短いとしても、毎日のUV太陽紫外線曝露ダメージは蓄積していきます。 どれぐらいUV-Aが窓を透過しているかを知りたいなら是非、 QSun をご活用ください。 Sources: 1. Plympton, P, Conway, S & Epstein, K 2000, ‘Daylighting in Schools: Improving Student Performance and Health at a Price Schools Can Afford’, paper prese

サンスクリーン剤の機能を正しく理解していますか?

サンスクリーン剤がUV太陽紫外線を遮蔽する仕組みは大きく2つの働きがあります。1つ目は 「紫外線散乱剤」という仕組みで無機粉体である酸化亜鉛ZnOや酸化チタンTiO₂ が用いられます。散乱という文字で解るように表皮に届く太陽紫外線を跳ね返して空中に散乱させる機能です。 2つ目は「紫外線吸収剤」という仕組みです ¹ 。 「紫外線吸収剤」は有機化合物であるパラメトキシケイヒ酸エステルなどを用いてUV太陽紫外線を吸収してそのエネルギーを熱エネルギーに変換して放出します。 但し、光エネルギーで励起される有機化合物のため化学変化を生じやすく肌が弱い方にはトラブルの原因になるケースもあります。日焼け止め剤(サンスクリーン)がお肌に合わない時はこの紫外線吸収剤が関係している場合が大半なので、パラメトキシケイヒ酸エステルを含まないノンケミカルなものを選択しましょう! 次にサンスクリーン剤の2つの種類についてご説明します。 SPF(Sun Protection Factor) と PA(protection factor for UVA) と言います。女性には耳慣れた単語ですがまだまだ男性にはよく理解されていないのが現状です。 SPFは主にUV-Bを遮断する効果指標 のことです。UV-BはUV-Aよりエネルギーが強く表皮に直接ダメージを与え日焼け(サンバーン)やDNA損傷から皮膚がんや白内障を引き起こす可能性があります。逆に PAはUV-Aを遮断する効果指標 です。UV-Aは波長が長いため皮膚の奥の真皮まで届き色素沈着(サンタン)や光老化を促進します。 我々、 日盾\HITATE UV Care Lab.はサンスクリーン剤はSPF30+をお勧めしています。 一見、SPF50+のほうがより強力にUV太陽紫外線を遮断してくれそうなイメージがありますがその効果は実はSPF30+とそう大差が無いことが解りました。毎日頻繁に使用するものだからこそ皮膚に刺激が少ないSPF30+を選ぶべきです²。また車内や電車移動などの場合は窓を透過するUV-Aに注意してPA++〜PA+++を選ぶなど使い分けることも重要なことです。そして何よりも 適切にムラなく塗ってこまめに塗り替えることが更に重要です。 QSun はその塗り替え時間をお知らせする便利な機能があります。また、世界唯一の機能を

紫外線アレルギーを引き起こす3つの一般的な食物

特に皮膚が白い人は他の人よりも「日焼けしやすい傾向」があります。それ以上に紫外線アレルギーを患っている人にとっては日光を数分間浴びるだけでかゆみや炎症を感じることがあります。我々の以前の記事を読んだら、特定の薬が紫外線アレルギー(別名: 日光過敏症)の原因となることを理解出来ていると思います。しかし、あなたが普段日常で定期的に食べる食べ物が同じ作用を引き起こすことを知っていましたか? ライム、セロリ、パセリで見つかった合成物は、太陽に対して悪い反応を引き起こす可能性があります¹ 。 また、 薬局で販売される特定のハーブ療法も同様の悪影響を引き起こします² 。 これに対して、果物や野菜に含まれる特定の化合物はUV太陽紫外線に起因する皮膚損傷に対してある程度の保護作用を発揮します。 あなたがライムに触れた後に皮膚を太陽にさらした場合、あなたは植物性皮膚炎を発症する可能性があります³。肌の痛みが始まり発疹が現れる可能性があるのです⁴。セロリを取り扱った後も同じ現象が起こります。サイクラミン酸カルシウムやサイクラミン酸ナトリウム(シクラミン酸ナトリウムともいう。サイクラミン酸(シクラミン酸)の塩の一つで砂糖の30倍の甘さをもつ人工甘味料)、またはシクロヘキシルスルファミン酸ナトリウムを含む人工甘味料は一般的なハーブ療法であるセイヨウオトギリ(St. John’s Wort)²及びイチョウ葉(ギンコビロバ)⁵と同様に感光性を促進すると考えられています。 ニンジンに含まれるβ-カロチンのようなカロテノイド(別名:カロチノイド, 黄、橙、赤色などを示す天然色素の一群)はUV太陽紫外線に対する防御機能が示されています。 これらの合成物は体内で消化された後に皮膚組織に浸透します。皮膚に多量のカロテノイドを有する個体は日焼けの影響を受けにくいのです。しかし、注意すべきは多量のカロテノイドを摂取すると皮膚の色が変わる可能性があります⁶。 紫外線アレルギーに苦しんでいるなら、ライム、セロリ、パセリ、セイヨウオトギリ、イチョウ葉を絶対に避けてください。 現在あなたが感光性を引き起こす可能性がある薬を服用している場合、これは特に重要なことです。 Sources: 1. Page, E. H. (2016). Photosensitivity. Retrieved Fe

UV太陽紫外線を浴びると疲労しますか?

あなたは、活性酸素をご存知ですか? 活性酸素は近年、老化や生活習慣病、シミ・シワ・たるみ、白内障などの原因になることが解明されました。 一昔前は疲労した筋肉で乳酸の濃度が高くなることから乳酸が疲労物質であるという見解が優勢でしたが、これは複数の研究により反証され、疲労の直接原因は活性酸素であるというのが最新の常識です。活性酸素とは「呼吸で取り入れた酸素が体内で変化して、ほかの物質を酸化させる力が強くなった酸素の総称」のことであり具体的には「スーパーオキシド」「ヒドロキシルラジカル」「過酸化水素」「一重項酸素」の4種類があるとされています ¹ 。 呼吸で吸引する酸素のうち1〜2%は自然に活性酸素に変化します。仕事や運動など疲れを感じる活動で大量のエネルギーを使うと、酸素の消費量が増加して活性酸素が大量に発生することになります。そして 激しい運動と同等に活性酸素を大量に発生させるのがUV太陽紫外線曝露 なのです。UV太陽紫外線を浴びると疲労の元となる活性酸素が体内で生じます。そう言われれば海で泳がなくても太陽を浴びているだけで眠たくなるような独特の強い疲労が現れるよなぁ〜、と思い当たった方も少なくないと思います。 特に波長が長い UV-Aが皮膚を通じて体内に取り込まれると活性酸素が生じ酸化 して、表皮・真皮・脂肪層の3層からなる皮膚の真皮を作るコラーゲン線維が破壊されてシワが生じます。波長がやや短いUV-Bは皮膚表面の表皮までしか届きませんがその強いエネルギーで表皮の細胞核にダメージを与えます。これを防ぐために起こるのが日焼けという生体反応です。UV-B量のピークは午前10時頃から午後3時まで²ですが、 表皮を損傷するUV-Aは日の出から日の入りまで降り注いでいるので年間を通じてその場所のリアルタイムUVインデックスの把握と適切な予防が必要 なのです。 UV太陽紫外線を避ける上で忘れがちなのが 目に入るUV太陽紫外線を減らすこと です。目からUV太陽紫外線が入ると角膜で炎症反応を起こします。その炎症によって情報を伝達する物質(インターロイキン6)が分泌され脳に活性酸素が発生して炎症が起きたことを伝えます。脳はその情報を受けて表皮の深いところに潜んでいるメラノサイトを刺激してメラニンという茶褐色の色素の生成を活性化させます。皮膚にUV太陽紫外線を直接浴び

UV太陽紫外線は肝班(melasma)を悪化させますか?

あなたは、太陽によく露出する顔や身体の他の部分に茶色または灰色のぼんやりくすんだ感じのクスミの増加に気付いたことがありますか?それはもしかしたら 肝班(melasma) かもしれません。正確な原因を医師が特定できない場合、妊娠しているか、経口避妊薬を服用しているか、ホルモン補充療法を受けている女性の間でよくみられる肌の症状です。また肝班(melasma)にはUV太陽紫外線の曝露が密接に関係して影響を与えています。肝班(melasma)は妊娠後または投薬を中止した後に消えていくことがありますが、これはすべての人に当てはまりません。一貫したサンスクリーン剤塗布やその他の予防対策は症状の改善に一役買いますが、まずは皮膚科医に診察してもらうのがベストです。 – 特にあなたの症状が本当に肝班(melasma)であるかを知るためにも – ¹ UV太陽紫外線予防することでクスミがそれ以上暗くなるのを防ぐことができます。また、改善した後に 肝班(melasma)が再発するのを 防ぐことができます。 サンスクリーン剤は日焼け対策の優れた手段ではありますが、約2時間後には日焼け止め効果を失うため他の複数の予防対策を併用することをお勧めします。 帽子を被ることであなたの顔や首への太陽紫外線を防ぐことができ、サングラスは眼を防護し、可能な限り日陰を歩くことで身体の残りの部分を防護するのに役立ちます。皮膚を刺激するスキンケア製品は絶対に避けてください。皮膚科医はあなたの 肝班(melasma) が基本治療で治療反応が悪くあなたの生活を憂鬱にしている場合、改善促進の代替治療として局所的なハイドロキノンやトレチノインなどの美白クリームの塗布を勧めるかもしれません。 QSun は、UV太陽紫外線を管理することが出来ます。よって 肝班(melasma)の予防・ 改善にも役立ちます。あなたにいつどのように日焼け予防をすべきかをお知らせします。また、QSunはリアルタイムでのUV太陽紫外線曝露モニタリングが可能なので、あなたの生活習慣の中での無意識なUV太陽紫外線曝露を激減することに貢献します。 Sources: 1.American Academy of Dermatology. (n.d.). Melasma. Retrieved March 23, 2017, from h

イルカの皮膚の神秘

皆さんはイルカの皮膚を触ったことがありますか?私はあります。幼少の頃にもありますし、実はつい最近も好奇心と探究心を持って触らせて頂きました。その感触はもちろん人の皮膚とは大違い。魚類のウロコとも違います。見た目がテカテカしてるからツルンツルンしてるのかと言えばそうでも無くザラザラしたような感触も多少あり、これが最適な表現なのかはよく解りませんが、私は「ブニュブニュ」という言葉の響きが一番しっくりくると感じています。バスケットボールの表面に近いと言えば解りやすいでしょうか? そもそも、なぜ私がイルカの皮膚に強い興味を抱き独自に研究をしているかというと、 イルカの皮膚は2時間に1度生まれ変わっている という衝撃な事実を知ったからです。一説ではイルカは人類の次に知能が高いコミュニケーション能力を持っていると言われており、異なる生息海域ごとに方言まであるそうです。バンドウイルカは人間と同じように個体を名前で認識してコミュニケーションしていることなどがよく知られています。 知能が高いが故に人間と同様にストレス発散のために集団いじめを行ったり精神的に追い詰めるような残酷な一面があることもまた知られています¹。そのような精神的陰陽と時速50kmで泳ぐことができたり、最高8mジャンプ出来たり²、脳を半分ずつ眠らせて泳ぎながら寝ることができたり、皮膚が2時間に1度生まれ変わったりすることを考えると実は人類以上の能力を秘めているような気さえしてきます。さて、少し話が逸れましたが本題です。イルカの皮膚はなぜ2時間に1度生まれ変わるのでしょうか?解りますか?結論からいうと 水の抵抗を極限まで減らして早く泳ぐため です³。美容のためではないんですね〜。 水の密度は空気の800倍ほどあると言われています。水泳などで皆さんも経験があると思いますが水中では体に沿って乱流渦が発生して身体の背面に回り身体を引っ張るため前進を妨げる抵抗を感じます。イルカのバスケットボールの表面のような弾力性の皮膚はスポンジのように水分を吸収するヒドロゲルで覆われた表皮、真皮、脂皮の三層から構成されておりクッションのように乱流渦の抵抗を防ぐ(水圧を吸収する)のです。最近の研究では、 はがれ落ちる皮のしわの突起の部分がイルカの皮膚の表面にできる乱流渦を抑制して抵抗を抑えている とも考えられています⁴。 イ